少し長めの入浴

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少し長めの入浴はストレス解消に効果的

現代人は、仕事や家事の忙しさ、将来への不安などでストレスを感じることは多いことでしょう。実は、少し長めに入浴することがストレスの解消に良いと注目されています。その理由は、お風呂でじっくりと体を温めることで血液循環が良くなるからです。血流が良くなると、全身の細胞に必要な栄養が行き届く上に疲労物質が回収されていきます。その結果、ストレスによる疲労感がなくなって気分がスッキリとしますよ。その他にも、入浴によって自律神経の切り替えができることもストレス解消に良い理由です。強いストレスを抱えると交感神経が優位になって、心身ともに緊張状態になります。交感神経が優位のままだと精神的に余裕がなく、リラックスできません。その点、湯船に入れば副交感神経が優位な状態になるため、気持ちが安定してリラックスできますよ。

入浴をする際の注意点

少し長めの入浴はストレス解消に効果的と言われていますが、いくつか注意点があります。まず、熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯に入ることが大事です。夏の季節ならば38度前後、冬ならば40度前後が目安となります。熱めのお湯に入ってしまうと交感神経の働きが活発になるので、体が興奮した状態になってしまいます。その結果、心身ともにリラックスできなくなりますよ。その反対に、ぬるめのお湯に浸かれば体の芯までじっくりと温められるので、筋肉の緊張がほぐれていきます。また、副交感神経が活発になるのでストレスが解消されますよ。その他にも、一時間以上の長時間の入浴は厳禁です。というのも、体温が上がり過ぎるので寝つきが悪くなってしまうからです。